2012年08月18日

ベートーベン!

ソロをちゃんと勉強したい!と、ベートーベンに必死になっているうちに、夏がいつの間にか後ろ姿になっていました。

去年から「クラシックの雫」を開催していることもあり、ありがたいことに室内楽をさせてもらう機会はとても多くなってきました。
演奏のお仕事も、ソロよりは誰かと共演する方がはるかに多い。たまにソロ演奏を頼まれても、有名どころのピアノ小品を弾くことが多く、なんだかレパートリーが決まってきていました。
ふと気が付くと、年に一回のあすなろさんのコンサート以外ではソロの大曲をほとんど弾いていないではないですか。そりゃ暗譜も怖くなります。

自分の方向性、どんなピアニストでありたいか。いただくお仕事や楽しい企画をこなすことに必死で、何か大事なことを見失っているかもなぁとつくづく感じていたここ数年。演奏の機会が多ければいいってものではない。そのクオリティ、自分自身の満足度や自信に繋がるような確固とした足跡。

ということで、少し時間に余裕があった夏、久しぶりにベートーベンに取り組んでみました。
後期ソナタ、op.109。
たった15小節の提示部をこだわってこだわって、一時間かけてようやく1ページ出来る、みたいな練習。大量の楽譜をこなすことに追われて忘れかけていたこの感覚。楽しすぎる…。
宇宙の無限から星がまたたくかのように始まる冒頭、メロディの四分音符の響きをよく聴きながらその響きの中に優しく和声構成音を入れ込んでゆく。強烈な減七の和音、神の怒りか苦悩かという左手の上行形、それを許すかのような右手の癒しの下行音型。和音の連なりから、ふと右手が単旋律のメロディになる部分は、寂しさと開放感が混ざったような味わい、そこからまた嵐が起きてアルペジオの音の洪水、一瞬で世界が変換されるようなたった一音での転調…提示部だけでも書き出すときりがありません。

私の育ての親であるT先生の門下のピアノ発表会が12日に行われ、そこで6,7年ぶりに弾かせていただきました。このop.109の一、二楽章だけ。やっぱり暗譜が異常に怖くなっていて、変な精神状態になってしまいましたが、久しぶりに受け入れてくださったT門下の皆さんに感謝です。

その後、15日には魚政亭さんで。
終戦記念日、津沢の花火大会の後にスタートということで夜9時からの演奏会。ショパンのノクターンop.9-1から始め、月をテーマにドビュッシー、フォーレ、ベートーベンと、3人の月の光を弾いた後、op.109を。有名な曲じゃなくて申し訳なかったですが、皆さん真剣に聴いてくださいました。
相変わらず魚政亭さんは、雰囲気がいい!!真夏の夜、汗ばむ中で虫や蛙の声と一緒にしっとりクラシック。なかなかないシチュエーションです。
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魚政亭のご主人、奥様、商工会の皆様、そしてご来場の皆様、ありがとうございました。


しかしop.109は、まだ全然自分のものになっていません。悔しいなぁ。もっと弾きたい。

posted by ikuko at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月02日

クラシックの雫2012「華麗なるブラスワールド」初顔合わせ

東京にて、9月公演の初顔合わせです。
ザ・金管な面々、8名。初対面の方が6名、結構ドキドキしましたが皆さん良い方々でよかった!
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でもやっぱりつくづく思います、楽器によって奏者の醸し出す雰囲気は随分と違うものだなぁと。
金管は、礼儀正しくいつも敬語。あまりにも普通に標準語なので、富山県民の集団だということを忘れるところでした。体育会系でさわやか、人当たりも良い。弦楽器やピアノは結構難しいか逆にクダけすぎてるかという人が多い気がしますが笑、金管の方々は「いい雰囲気」を作るのがとても上手です。

練習はプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」より。
編曲譜が手元に届いたのが前日。前日から東京に来ていた私は東京で譜面を受け取り、なんとか練習場所を確保していただき、必死に譜読みしました。
プロコのロメジュリは、ピアノ組曲にもなっていますが、CMで有名になった「モンタギュー家とキャピュレット家」以外は実はあまり詳しくは知りませんでした。今回やってみて、これはいい曲だ!と再発見。楽しい。
金管8人と一緒に弾くと、息の使い方やブラス特有のキッチリとしたリズム感など、いろいろと驚愕です。弦楽器との室内楽とは、一味もふた味も違う!
公演は、9月29日(土)16時〜富山市民プラザアンサンブルホールにて。詳細はこちら

前日、横浜の花火を観てきました。大きい。スペクタクル!ハリウッド映画の爆破シーンみたいのがいっぱいありました笑。
富山のとは違うけど、富山の慎ましい花火の方が、鎮魂の雰囲気が出ていて好きかもしれない。どちらもいいけどね。
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