2011年05月28日

追い込みです

6月4日の演奏会への準備も佳境となってまいりました。

5月中、頭を悩ませていたのが、当日プログラム用の曲目解説。
シューマンとクララ、ブラームスの三人に関しては思い入れがすごくあるので、書きたいことが多すぎ。
最初上がってきたプログラム第一稿は、もう蟻のようにしか見えない小さい文字で埋め尽くされてまして、さすがにこれでは読んでもらえないと、涙を飲んで削り、また削り…。
ああ、少ない文字数でこの三人のことを語れとは無情な仕打ち!!
いかにシンプルに無駄なく上品に、このエッセンスを伝えるか、当日のトークとも兼ね合わせて考え続け、夢にまで見てしまうこの頃です。
それだけ、好きなんです、この三人のことが。

本当は三人の残したピアノトリオそれぞれ一曲ずつ紹介したかったんだけど、そうすると長すぎてしまうということで、今回はクララとシューマンという夫妻をメインとし、それにブラームスという男が大きく存在していたのだと紹介する程度にとどめることにしておりまして。
ブラームスは、ピアノトリオ第1番の第4楽章のみサラッとやります。
(…本当はサラッと出来る作曲家ではないのですが。)

このブラームスのピアノトリオ第1番というのは、彼が20歳の時に書いた初版と、その35年ほど後に改訂したものと二種類残っているのですが、現在演奏されるのはほとんどが改訂版の方。
今日、実は初めて初版の方で演奏しているCDを見つけまして、聴いていたのですが…。
いやー、これは驚き。
20歳の時に書いたものは、なんて若々しいのでしょう!
それに比べ、改訂版は、やはり年齢を経ただけの深み、味わいが濃くなっています。
同じ旋律を使って書いているだけあってその違いが顕著にわかって、本当に面白い!!ブラームスの人生を追体験しているかのようです。
これは…いつか弾き比べをしなくては。


今日は、生徒さんのピティナステップへの参加、私の小さい頃からの師匠の門下のアンサンブル演奏会などなどあり忙しく動いておりました。
久しぶりに、合唱団「クール・ファミーユ」の練習にも顔を出し、信長貴富さんの組曲『くちびるに歌を』を熱唱。ドイツ語の詩とその日本語訳を自由に織り交ぜて歌詞としているこの曲、涙が出そうなくらい良い曲!!いやー、やっぱり合唱はいいなぁ。人の声、温かみ。歌詞がダイレクトに伝わって、微妙な和声を大勢の人と作り上げていく…気持ちがいいな。

それに比べて、室内楽のピアノってヤツは!時間もかかるし根性も要る…でもその分三人で合わせたときの反応の楽しさは言葉に出来ないほど、そして昔の大作曲家の音楽世界を垣間見ることが出来るのは、クラシックをしているものの特権だと思う…けど、やっぱり大変!あとちょっと、頑張ります!
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2011年05月26日

着々と。「クラシックの雫」

火曜、我が家で「クラシックの雫」出演メンバーと、打ち合わせ。
まだ6月の第一回公演が終わっていないのに、9月公演のお話です。クラリネットの西田さんとトロンボーンの廣瀬さんが来てくれました。

とんとん拍子に決まるものもあれば、うーんと考え込むものも。
プログラムに関しては、自分の知らない曲を仲間に教えてもらえたりすると、ワクワクしてしまいます。(管楽器と絡む曲は大学時代以来あまりやっていない!)
ベリオの曲とか!なんてマニアック!!

こういう話を富山で普通に出来る音楽仲間が出来ていくって幸せ。
9月の話だけではなく、来年の構想まで…。
あの曲もやりたい、あれも面白いかもと、夢は膨らみます。
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打ち合わせ中はテンションが上がって写真を撮り忘れ…。二人が帰った後の名残り。

しかしまずは6月!
お出迎え演奏や、チケットの種類の確認、プログラム作成などなど、当日の業務に関わることがどんどん差し迫ってきています。事務仕事大変〜。

来週は東京で西江っちと祥平君と合わせをしてきます。
夜行バスで行って、合わせ終了次第とんぼ返りの予定。充実した合わせになりますように。
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2011年05月24日

朝活クラシック終了

5月22日、クラシックに親しむための講座、題して「朝活クラシック」の講師をさせていただきました!

朝の時間を有効に使って自己啓発をしようという趣旨の、意欲的な方々の集まりです。
朝が弱い私にとっては、驚異的な取り組みです!皆さん本当に素晴らしい…。
そして皆さん本当に真剣に聴いてくださいました!メモを取りながら聴いてくださる方もいらして、「吸収するぞ!」という意気込みが伝わってきました。
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こんな感じで輪になって演奏。指が見える位置が人気でした。

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「調性の違い」を説明中。音の響きを目で追っています。

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共演のヴァイオリン渋谷優花さんと、演奏後の質問コーナー。優花ちゃん可愛い!


質問コーナーも、想像以上にしっかりとした質問ばかりで、答え甲斐があり、思わずたくさん喋ってしまいました。
演奏会ではなくセミナーというのは、よくよく考えると私にとって初めての経験だったのではないかな…いつも子供たちの「先生」をしていますが、大人の方々の前で「先生」になるのは、貴重な体験でした。
ここで出来たご縁は、今後また広がっていきそうです。やはり、人と人との繋がりは、大切だなぁ。
主催いただいた朝活の皆さん、本当にありがとうございました!(特にKマキさん、Nヨシさん、感謝です!K林さん、写真使わせていただきました!)
今度は、受講生として朝活に参加できるようになるといいのですが…(朝ヨワイ。涙。)
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2011年05月20日

6月4日「クラシックの雫」第一回演奏会

2009年より毎年恒例のトリオでのコンサート、今年も開催します。
新日フィルのコンマスの西江辰郎さん、東京芸大非常勤講師の上森祥平さんが特別ゲスト。
本当に、大好きな大好きな大好きな音楽家です。
自分の音楽を押し付けすぎず、常に3人のバランスを考えて柔軟に対応する懐の広さがこの2人にはあります。
相手の音楽を尊重して、サポートしあって、一番良い音を目指す。
舞台上でのやり取りが、今からとても楽しみです。
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詳しくは、「クラシックの雫」公式サイトにて。


なぜ弾くのだろう、と数年前までよく考えていました。
自分よりも上手な人は山ほどいる。人前で緊張して失敗し、音楽を汚すくらいなら、自分ひとりだけで部屋に篭って弾いていればいいんじゃないかと。
自己顕示欲、自己満足のために、舞台に上がっているのではないかと。

「音楽」に向き合い始めると、その迷いは薄れていきます。
こんなに素敵な音があり、こんなに胸を打つ響きがある。
呼吸があり、命があり、流れがあり、歌がある。
…私は、自分がとても好きだと思うものを、もっともっと「好きだ」と人に言いたい。
この美しい世界を、及ばずながらも少しでも伝えたい。

「クラシックの雫」は、富山の若い音楽家たちの横の繋がりを強め、地元での活躍の場をもっと多く作りたい、そして多くの人にクラシックを身近に感じていただきたいという思いで企画しました。
その大義名分の根底には、クラシックが、音楽が好きだという私の個人的な、でも強い気持ちがあります。
上手い下手ウンヌンよりも、そこにある音楽がちゃんと伝わるように。
偉人たちが残した素晴らしい音楽の言葉を、私たちなりに咀嚼して優しく差し出せるように。
自己を消し、音楽そのものに魂を持っていかれる瞬間を多く生み出せるように、地道に準備したいと思います。
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2011年05月17日

そして魚政亭。

15日は、小矢部魚政亭さんにて、チャリティーコンサートを開催させていただきました。
緑豊かな日本庭に面した縁側での半分野外の演奏。絶好のお天気に恵まれました。

早めに会場入りした私が見たのは、いつもの苔むした美しい日本庭園、池の中で泳ぐ鯉…ではなく、池の上にしっかりとした板が渡されて、そこに丁寧に丸座布団が並べて置かれている庭一面の客席でした。
お客様の定員は100名、全員に演奏している姿をちゃんと見ていただけるように、ご主人が一生懸命大工仕事をされて出来上がった当日限りの客席。池を囲む石の高さに合わせて段々になった客席は日本流の円形劇場のようでした。
もう、この会場設営を見ただけで、感激。演奏会の成功は、この時点で確信できました。

「演奏をする」「演奏を聴く」この二つの行為を、ご主人がとてもとても大事に考えてくださっているのがよくわかります。
人と人との出会いの場である演奏会。もしかしたら演奏そのものよりも、そこにかける思い、時間、足を運んでくださる方々との日頃からの関係、そんな人間として大切にすべき事柄が、演奏会の結果を決めていくのかもしれないなと実感しました。
ご主人と奥様には感謝をいくら伝えても足りません。

黙祷の後、静かにバッハの平均律一番プレリュードを弾き始めると、さわさわと葉っぱがそよぎ、それにつられた様に鶯が良い声で一緒に鳴いてくれました。…素晴らしいタイミングでした。
脅威的でもあれば、感動的でもある自然。なんとも胸が詰まりました。

お庭から溢れんばかりに集ってくださったたくさんの皆さん、本当にありがとうございました。
まるでピクニックでもするように、温かな日差しの中でゆったりと演奏をお聴きいただけたであろう今回。
ヴァイオリンの渋谷優花さんも持ち前の明るさ屈託のなさでお客さんからの温かい笑顔を引き出してくれました、本当にありがとう!!
震災へのチャリティーコンサート、なんと26万2803円も集まったとのこと。
私たちの演奏が集めたのではなく、これは主催してくださった魚政亭さんが集めてくださったものだと思っています。被災地の方々へ、少しでもお役に立ちますように。

魚政亭さん、急なお話だったにも関わらず、お忙しい中、素晴らしい会場設営、お心遣い、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
富山新聞に掲載されました。
北日本新聞に掲載されました。

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写真は富山新聞さんのものです。
posted by ikuko at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まずは横浜

5月12日、横浜ホテルニューグランドにて、演奏させていただきました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、しっとりとした濃い木々の緑が窓の外に映えて美しい日でした。
緑の向こうには港が見え、汽笛が鳴る中、由緒正しいホテルの、大きな時計がある旧館ロビーでの演奏。
地震でもびくともしなかったというどっしりとした空間で、雨にもかかわらずたくさんの、温かで上品なお客様たちに囲まれ、とても楽しいひとときでした。
お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。
黒川先生はソロは相変わらず優しく素晴らしく、うっとりと聴き入ってしまいました。
そしてデュオになると…練習の時と全然違う!と言いたくなるほど、今回は攻めのピアノでした。思わず笑ってしまうほど。おかげさまで私も別人になったようにエキサイティングなモーツァルトとなりました。仕掛けられたなぁ。そんな音楽の駆け引きも面白いピアノデュオ。今後も楽しみです。あ、中田喜直さんの「日本の四季」も好評でした。童謡や唱歌は「懐かしさ」を呼び起こすのでしょうか、これからも大切にしていきたいです。

ホテルニューグランドの皆様、本当にありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします!
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バッハで黒川先生が即興演奏を始めて、転調してなかなか終われなくなって内心ドキドキしているところ。笑。
posted by ikuko at 00:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月10日

取り急ぎお知らせ

富山の若き演奏家によるコンサートシリーズ「クラシックの雫」
公式サイトが出来ました。

「クラシックの雫」公式サイト

公演の詳細などが載っています。
まだ、準備中の箇所もありますが、ぜひご覧ください!
posted by ikuko at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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