2009年07月27日

富山高校コーラスコンサート終了。

富山高校のコーラスコンサートが終わりました
現役高校生とコーラス部OBとの合同ステージ「島よ」。
この一週間、毎日仕事終わってからダッシュで音楽室に駆けつけて弾いてきましたが。
一週間は短かった…。「島よ」は、もっと時間をかけて仕上げたかった曲です。
重厚感、大人の孤独、悲哀、美しい空と海。
言葉のニュアンスや、楽譜から自然と読み取るべき音楽言語。知らないまま歌ってしまっては、この曲の魅力は伝わらない。

自分が、今では「ここでこうなるのは音楽的に当たり前、楽譜にそう書いてある」と思うことが、高校生にとっては全くそうではないということ、一つ一つ説明しなくてはいけないということを、痛感しました。
いや、高校生だけではないな、当日ステージに乗ったOBたちも含めて、強弱や他のパートのやっていることまでなかなか意識がいかない。
やはり、ホンの数回の練習で舞台に立つというのは厳しいものがあるなぁと思いつつ、私自身も必死でしたけど。

私はあくまで伴奏者であって、指導者として依頼されているわけではなく。指揮の先生もちゃんといらっしゃるので、立場としてどこまで口を出していいのか難しいところ。
音楽をちゃんとしようと思ったら、人の気持ちや建前を飛び越えて、何を言われようと遠慮せずにズケズケと指導しても良かったんだろうけどね…。いろんな意味で自分の立ち位置を考えさせられました。
最終的には「私はピアノでモノを言うしかない」と腹をくくりましたが。

自分の好きなようにコンサートを開いたり、生徒に教えたり、そうやってやりたいことを自分でやるのは思う存分出来るようになってきたけれど、「組織」というものの中で、私をどう役立ててもらうか、どこまで主張していいものなのかは、まだまだ難しいです。社会的にはまだ若造だしな。

今回の高校生の合唱との関わりは、未知数で伸び盛りな頭の良い子どもたちなだけに、多分与えれば与えるだけ反応が返ってくるはずだし、高校生の時期に受ける刺激というのは一生に影響する。
本当はもっともっと指導したかった。私としてはちょっと不完全燃焼でした。
でも、一週間前に比べたら、よくあの状態からここまで歌えたと思う。
生徒の反応を見ていると、今回この難曲を歌ったことで合唱に本当の意味で目覚める子もいそうな感じで。
そういう子がいると、やった甲斐があった、初日にキツく叱っておいて良かった、と思います。
顧問の先生も、大きな舞台が終わってホッとしていらっしゃるでしょう…。現役の事情とOBの意見と私とに挟まれて、さぞかし大変だっただろうと思います。お疲れ様でした!


さてこの土日は、このステージのために集まった懐かしいOBさんたちと楽しく飲ませていただき。
年齢差は親子ほど?あったりするような方々もいらっしゃるのに、こうやって高校の部活という一つの組織と経験を軸にして、密な関係が今も脈々と受け継がれているというのは、稀有で貴重なことだなぁと思います。
歴史や伝統って、すぐには出来ないものだからこそ大事にしなくては。
もっとレベルの高い合唱が富山高校で出来るようになると、きっとOB会ももっと活発になる気がします。
音楽の力って、本当にスゴイもん。
感動って、ずーっと、繋がるから。世代を超えて。
こういうのを信じて、いろんな人と音楽をしていきたいなと思っている日々です。


posted by ikuko at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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